最終更新日: 2017/03/16
おはようございます。
3月も後半戦へと突入ですね。
明日は、彼岸の入り
福島の桜開花予想は4月9日あたり
あと3週間あまり
春本番ですね。
今日は、ある昔話から
徳川の三代将軍、家光は、何不自由なく、
好きな物を好きなだけ、食べられる生活でした。
その家光が、沢庵(たくあん)和尚に言います。
「最近、何を食しても、うまく感じられない、
何か、うまい物を食わしてくれまいか?」
すると、沢庵が「わかりました。明日、巳の刻に来てください」と。
喜んで、次の日、将軍は沢庵の寺へでかけます。
部屋に案内されますが、全く、沢庵は姿を見せません。
ついに家光が怒り出します。
「和尚はどうした」
それでも出てこないので、家光はお腹がすき過ぎて
声も出なくなってしまいました。
すると、やっと沢庵が出てきてきます。
「お待たせしました。どうぞ、ご賞味ください」
それは一膳のご飯に、漬物が数切れでした。
急いで口にする家光。そして言ったのです。
「いやーうまい。もう一杯。」
ようやく、家光は落ち着き、
「こんなにうまいものは初めてだ。これは何か?」
沢庵は答えます。
「大根のぬか漬けでございます。」
こうして、この漬物は「たくあんづけ」と言われ、
家光の命により、世の中に知られるようになりました。
お腹が空いていれば、何を食べても美味しいです。
「空腹は最高の調味料である」
ある和尚さんが、
著書の中で、こんなことを仰っていました。
頭の中をからっぽに出来ますか?
なかなか難しいですね。
考えることが、頭の仕事ですから・・・
ですが、思い悩むことを一掃すると、スッキリしてきます。
心の中をからっぽに、出来ますか?
いつも何らかの感情を持って、思い煩っていますね。
「洗心」や「断舎利」をしてみましょう。
最後に、自分をからっぽにしてみませんか?
深呼吸によって、全身の力を抜いてみましょう。
体が軽くなってきませんか?
「生き物の命の仕組みはエネルギーを入れて、使って、出すことです。
「入れて、出す」「入れて、出す」の繰り返しです。
食べ物も空気も、「入れて、出す」です。
私達は、人間の習性として、頭の中に、心の中に、
眼を使って、耳を使って色々なものを入れようとしています。
これと全く、逆のことをすることが、
からっぽのする(手放す)ということです。
これは、自分自身で意識的に行う“心のクリーニング”です。」
インプットだけでは、容量が満杯になってしまいます。
アウトプットすることで新しいことを取入れることが出来ます。
物事の流れを良くし、軽やかに生きるために、
まずは、手放すことから始めます。
そして、自分の中に何が入ってくるでしょうか?
たくあんの例え話のように、からっぽの状態は、
何でも有難く感じられ、吸収できます。
「足ることを知る」です。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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