最終更新日: 2012/05/17
おはようございます。
昨日と一昨日、福島県内の自動車ディーラーの会合があって
白河まで出張でした。
5月、6月は結構集まりごとが多い月です。
14日月曜日のブログセミナーは、
「音速の貴公子」アイルトン・セナの話題。
1994年、イタリア・イモラサーキット。
一時代を築いたF1ドライバーの
アイルトン・セナのマシンがコンクリートの壁にぶつかって大破し、
セナは命を失いました。
その時、セナのマシンを追いかけて走っていたのが
ミハエル・シューマッハでした。
このレースで優勝した彼は、
この年、初めてワールドチャンピオンになります。
勢いに乗る彼は、その後も優勝を重ねましたが、
『ふさわしいときにふさわしいマシンに乗れば、誰でも勝てる』
というような冷めた発言をすることが多く、
ほとんどの人は彼を人間味の薄い男だと思っていた。
イタリアGPでセナと並ぶ41勝目を挙げる。
レース後の記者会見ではミハエルへの最初の質問で
『これで勝ち星がセナと並びましたね。
今日の勝利はあなたにとって大きな意味を持つものですか』
と訊かれ、
『そうだね。この勝利は僕にとってすごく大きな意味を
持つものなんだ。ごめん・・・』とミハエルが泣き崩れた。
『ここ数戦ずっといい結果が残せていなかった。
でも、今日やっと復活したんだ。
この41勝には多くの人々の支えがあったんだ。
そして、セナは僕の憧れだった』
F1の第一人者の役割を亡きセナから引き継ぐ覚悟で
レースを続けていたからでした。
翌日のある新聞には
『我々は今、君のハートを理解した』
という見出しで、この出来事を伝えました。
自分に力がついて成長すればするほど、重圧も悩みも大きくなります。
その立場にならなければ見えない悩みがあり、
周りには理解してもらえないことも多いはずです。
しかし、そこから逃げずに立ち向かう時、
更に自分を成長させることが出来るんでしょうね。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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