最終更新日: 2013/08/09
おはようございます。
今朝の南相馬は、もやがかかって空気が真っ白
今日が暑くなるぞ。ってサインです。
熱いといえば、夏の甲子園が始まりました。
入場行進で先導役を務めた浪江町出身の今泉君
生涯の思い出になるだろうなぁ
今日の第一試合に福島県代表「聖光学園」が登場します。
皆さん。応援して下さいね。
暑さ対策を万全に!
さて、今日は「親の想い」をお伝えします。
自分の成績では公立高校は無理だし、私立はお金がかかり過ぎる。
父の死後、一生懸命働いてくれた母にはこれ以上、無理はさせられない。
結局、中卒で社会に出ると決心したものの、
自分より成績が悪い生徒が進学コースにいると、
つい、暗い気持ちになってしまう。
そんな僕に気づかないのか、
母は相変わらず、朝から晩まで働いていて・・・
「人の気も知らないで」と
呑気な母が、憎らしく思えた時もある。
僕は学校へ行くのが、面白くなくなり何度も、グレてやろうかと思った。
ある早朝、隣りに寝ている母がいなかった。
仏壇がある部屋から、薄明かりがもれている。
そっと覗いてみると、
母が、
「お父さん、あの子もうちの経済状態や自分の進路を気にしているようです。
そんなことを気にかける年齢まで、
成長してくれたのか、と思うと嬉しくて・・・
お父さん、あの子にこれ以上 心配かけないように
私、頑張りますからね。
絶対に、あの子を高校に入れてみますからね。
お父さん、お願いだから、あの子を守ってね。
必ず、守って下さいね。」
母は亡き父の写真に向かって、語っていた。
僕はそっと、布団に戻って母に気付かれないよう、声を忍ばせて泣いた。
僕には、父はいないと思っていたけれど、それは間違いだった。
父は目に見えないところで、僕を見守ってくれているのだ。
もうグレられないぞ、きっと高校へ合格してみせる・・・
あの時以来、僕はグレそこなってしまった。
この少年は中学を卒業後、働きながら高校を卒業し、
今は、中堅技術者として活躍しているそうです。
親が子を想う気持ちは、古今東西普遍的なものがあります。
親になった時、初めて理解できるものです。
人の心を変えようとすることは出来ません。
ただ、自分の気持ちを変えることは一瞬です。
たった一言で・・・。
本気の行動ひとつで・・・。
人生を一所懸命生きてみようよ。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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