最終更新日: 2014/01/31
おはようございます。
サーカスのライオンは、火の輪をくぐったり、
横に倒した樽の上を歩いたりします。
調教師は、上手く出来たら肉を与え、失敗するとムチを打ちます。
良いときはご褒美、
悪いときはムチ、
これが調教です。
教育と調教はまったく別です。
私自身、何か耳が痛い・・・
社員の皆さんの成長・・・
調教になっていないだろうか・・・?
「教育」という言葉はそもそも明治初期に作られた、
比較的新しい日本語なのだそうです。
英語の「Education(エデュケーション)」を訳して、
日本語にしたのが「教育」です。
しかし、どうも訳が違っているようで、
エデュケーションの語源はラテン語のエデュカーレ、
「引き出す」という意味だそうです。
つまり、「教育」とは本来「能力を引き出す」という
“能力開発”“才能開発”のような意味合い。
ドイツ語でもAusbildung(エアツゥンク)と言って、
「能力を引き出す」意味があるそうです。
ところが、現在の日本での学校教育は「物を教える場所」という
印象になっています。
つまり、教え育むです。
アメとムチで動かすのは「調教」
個々の能力を引き出すのが本来の「教育」であり「エデュケーション」
福沢諭吉さんの言葉をご紹介します。
「学校は人に物を教うる所にあらず、
ただその天資の発達を妨げずしてよくこれを発育するための具なり。
教育の文字ははなはだ穏当ならず、
よろしくこれを発育と称すべきなり。
かくの如く学校の本旨はいわゆる教育にあらずして、
能力の発育にあり。
我が国教育の仕組はまったくこの旨に違えりといわざるをえず」
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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