最終更新日: 2014/02/20
おはようございます。
ソチオリンピックも後半戦
いよいよ、フィギアスケート女子の競技が始まりました。
真央ちゃんを始め3人の日本選手の信じられないような演技でしたね。
明日のフリー巻き返しを大いに期待したいですね。
今日は、そんな彼女たちにピッタリの『前後裁断』お伝えします。
「過ぎ去れるを追うことなかれ。いまだ来たらざるを念うことなかれ。
過去、そは、すでに捨てられたり。未来、そは、いまだ到らざるなり。
ただ今日、まさになすべきことを、熱心になせ。
たれか明日、死のあることを知らんや」
これを尼僧である青山俊董(しゅんとう)先生は、現代語訳で次のように解説されています。
「済んでしまったことをいつまでも追いかけてはいけない。
まだ来ないことに想いを馳せてならない。
前後裁断して、今ここに立ち向かいなさい。
やりたいことではなくて、なすべきことを熱心に行いなさい。
明日お迎えが来て、今日が最後かもしれないと思って、
そのなすべきことを行いなさい」
前後裁断
前というのは過去の済んでしまったこと
後というのは、これからのこと
つまり、過去を思い煩ったり、まだ訪れない未来のことを思い悩んでも仕方ない。
前後の際を断て
「今、ここに全力を尽くせ」という教えです。
是非ともフィギアの日本選手達に伝えたい。
2003年から阪神タイガースに移籍した「下柳 剛」投手をご存知ですか?
白石先生のメンタルアドバイスを受けるプロ野球選手でした。
彼はダイエー(現ソフトバンク)や日本ハムに在籍
阪神に移籍した時、既に35歳・・・
プロ野球選手としては、もう引退まで考えなくてはならない年齢です。
03年から阪神は20数年振りの優勝を目指し「星野仙一」さんが
監督として就任して大型補強をした年でした。
現役時代の星野さん闘志むき出しの
熱いピッチャーでした。
ちなみに誕生日は私と同じ1月22日
下柳は初めてセントラルリーグのキャンプに参加
星野フィーバーに沸くスタンドは、1万人を超える観客だったそうです。
パリーグしか経験のない下柳は観客の多さにビックリしたそうで、
白石先生に
「僕が今まで在籍していたチームのキャンプなんて、
観客はせいぜい100人くらいでした。
キャンプでこれですから(1万人以上)巨人相手に甲子園で
登板することを考えると今から緊張してしまいます。
何かあったら電話で相談させて頂いても良いですか?」
それから白石先生のメンタルアドバイスがスタートしたそうです。
その2年後、下柳投手は偉業を成し遂げることになります。
2005年のシーズン15勝3敗という成績で見事!
最多勝のタイトルを獲得!
更にプロ野球史上最年長のタイトルという歴史的記録つきです。
下柳は3年前、東北楽天を最後に現役を引退
星野監督が下柳を引っ張ったんでしょうね
やはり、心を鍛えることが気力・体力・肉体に大きく作用するんですね。
下柳投手のグローブには「前後裁断」の文字が綺麗に刺繍されていたそうです。
今日も最後までありがとうございました。
「ライバルは昨日の自分」
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