最終更新日: 2014/11/17
おはようございます。
前回に続き、なでしこジャパンの指揮を執る佐々木則夫氏の続編です。
先ず、「なでしこジャパン」のビジョンは、
「世界のなでしこになる」
1. 女子サッカーをメジャーにする
2. なでしこジャパンを世界のトップレベルにする
3. 世界基準の「個」にする
以上のビジョンを掲げた上で目標設定に着手
07年から15年までの8年間
日本代表の目標やるべきこと
U21・U17・U15・U12と世代ごとに目標を細かく設定
パワーポイントで写し出していましたが、まあ、ここまでやるの?
そんな感想の資料でした。(撮影禁止で画像をお見せできないのが残念)
世界のランキングの上位は、すべて欧米諸国
フィジカル面、上背は、日本選手よりも遙かに上回っています。
そうした相手とどう戦うか・・・
佐々木氏の考えを選手に徹底します。
* 夢と目標の高揚
* 戦略・戦術の徹底
* 攻守のバランス・アクション
つまり、上背や体力で劣る日本選手がやるべきことは、
目指すべきところを明確に
組織でプレーをして
攻守を素早く切り替える
ということです。
就任当初、80%くらいをティーチング
つまり、手取り足取りグランド上で教えていたそうですが、
北京五輪を過ぎた辺りからティーチングを20%くらいの割合で
選手主導で考えさせ、任せるような指導に変えていったそうです。
そうすることで目的を理解し選手同士の
意志の疎通ができ、目まぐるしく成長していきます。
佐々木氏は「集団的知性」と表現していましたが、
チームがベンチも含めた集合体で考える組織になっていったと言います。
そして、世界で通用するプレースタイルを確立する為、
「なでしこらしく」たちい振る舞おうと、
心の在り方も実践して行きます。
「らしさ」とは・・・
1. ひたむき
2. 芯が強い
3. 明るい
4. 礼儀正しい
チームメンバーとしての姿勢・資質を身に付けることで
「らしい」選手になり新しい選手を育てていく。
こうした「らしさ」を備えて戦う相手を
「リスペクト」すると言っています。
つまり、戦う「敵」ではなく「尊敬し学べる相手」として試合することが
なでしこジャパンの「コンセプト」になっています。
なでしこジャパン=「人間力」
「歩歩是道場」大好きな禅の言葉だそうですが
「広い心を持っていれば様々に学べる」ということですね。
この考え方の実践が‘11ワールドカップ優勝の時に手にする
フェアプレー賞に繋がっています。
非公式ですが ‘23女子ワールドカップを日本に誘致しよう。
こんな動きがあるそうですよ。
楽しみです。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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