おはようございます。
昨日の続編「三浦由紀江」さん
「時給800円から120人の部下を持つ所長へ」をお伝えします。
どうせやるなら一所懸命が信条です。
仕事の中身が観えてくると疑問が沸々と沸いてきます。
売れ残る商品が決まっている。
配置してから僅か2~3時間で売り切れてしまう商品がでます。
仕入れ担当に話をすると
売れ残った商品は10個15個という単位で仕入れを減らす。
売れ行きの良い商品も15個20個という
切の良い計算しやすい単位でしか仕入れを動かさない・・・
つまり、お客様目線じゃなく、
仕入れ担当者の都合で仕入れが決められることにイライラを募らせます。
「どうせ数字を打ち込めば自動計算するんだから現場を調査し、
お客様の立場で緻密な仕入れをしてよ!」と、
何度も担当者に打ち上げたそうですが聴き入れられません。
すると担当者は・・・
「三浦さん。そんなに言うんだったら、
お店の仕入れを任せるから、やってみたら!」
俄然、やる気が沸いてきます。
それから1ヵ月間、売れ筋商品、売れ残る商品をノートにつけ
自宅にも持ち帰り整理をしていると、
「お母さん。家に持ち帰って仕事したって評価されないし、
給料変わんないよ!」娘さん。
言われたそうですが・・・
使命感と責任感、意地があります。
翌月には、廃棄率が劇的に減っていったそう。
52歳にして正社員
53歳で異例の大抜擢で大宮営業所長
7年飛び級、前例なし、面接のみの所長人事
彼女は当時の社長を表して「心豊かに脱線する人」と言います。
後に当時の社長が雑誌の取材で異例ずくめの人事を
「悩んだ末のヤケッパチの一手」と答えていたそうです。
でも、その人事に応えた彼女があった訳ですから、
見事な人事登用ですよね。
結果All Lightです。^^
何か良いことばっかり書いているようですが
彼女には、大失敗や大きな挫折を何度も体験
所長に就任してから大腸癌を煩って克服しています。
彼女は、失敗や挫折を学びにしています。
失敗・挫折という言葉は過去形です。
つまり、ミスや精神的ダメージに対して
何も行動を起こさなかった過去が失敗・挫折です。
ミスを学びに、ダメージをバネに変換できる人だけが
高みに昇っていけるんです。
まさに彼女は、それを地でいっていますよね。
管理職になってからの彼女には、たくさんのエピソードがあります。
1. 一所懸命に長く働く
2. 仕事を与えられること
3. 現場で褒める
これらがとっても大切だと言います。
例え上司からであっても人は、いちいち指示をされると嫌なもの
だったら主体的に自主的に言われる前にやりなさいよ!
てな、訳で「自分マニュアル」を作りなさいと指示を出します。
一週間の自分の動きをまとめてルーティン・ワークにしなさい。
仕事の中でのマニュアルは存在していないそうですが、
所長に就任後5つの「これだけは押さえなさい」を発信します。
1. 5メートル先からお客様を観る
2. 5秒間動きを観察し声は掛けない
3. 声を掛ける時は、作業しながら動いて待つ「動待機」
4. 自分の体験を通してお勧めする
5. 仕事を楽しむ
誰しもそうですが「不機嫌な人」は、大嫌い
ある時、ふて腐れて、不機嫌な部下に対して
「周りも気分悪いから帰って良いよ!」と言ったそうです。
挨拶は、元気に明るく!
相手に聞こえなければ、しないのと一緒
できる人から観れば、手のろい後輩や以前、
教えたことがあるのに、また同じところで、つまずく部下がいるものです
そこで「何だ!こんなこともできないのか?」
こんなことを言ってしまったら、その後のコミニュケーションは途絶えます。
同じ意味でも「どこが解らないんだ?教えるから・・・」と言えば
後輩や部下は、ますます、あなたに好意を持つでしょう。
仕事の出来栄えを聴くと
必ず言い訳をする人・・・
「大嫌い」と言います。
私も大・大・大嫌いです。
残念ながら、ウチの職場にもいるんですよ。
何十回注意しても長年浸みついた悪しき習慣は治りません。
そんな人に対して必ず「Yes」と言わせる方法があると言います。
んんっ!?
演題の真ん前、一番前の席で聴いていた私は、
思わず身を乗り出し、耳がダンボになりました。
「彼女にはどんな方法があるんだろう?」
彼女は、そんな人に対して一言!
「何も学べないよ!!」
そうです。自分を変えない限り周りは変わりません。
教える人は、認められる。
俺が責任持つから自信を持ってやってみろ!
最近、こんなことを言ってくれる中間管理職ってみなくなりましたね。
皆、上に対する作業ばかり。
お客様や取引先、部下や後輩の為の仕事の
本質をないがしろにしている中間管理職の多いこと・・・
自分がいるところが中心、一番いい所と思って仕事する。
つまり、他人の芝は青く見える。ない物ねだりですね。
他部署の協力を惜しまない。必ず返ってくる。
Givers Gain ! 与える者は価値を得るです。
商品力じゃない。人間力!
これは、私も身に浸み付いています。
最後に松下幸之助氏の言葉を引用して
物事に一所懸命な人は、
「今までの人生ツイていた。運が良かった。」と言います。
物事にいい加減で必要最小限のやっているフリをしている人たちは、
「今までツキがなかった。運が悪かった。」と言うそうです。
『あんたの人生ツイとったか?』
松下氏は、事業を立ち上げた黎明期に面接でこの質問をしたそうです。
『ハイ、私の今までの人生ツイていました。』と答えた人を採用したそうです。
『人生、幸も不幸もない。どう感じるかだ。』と・・・
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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