おはようございます。
「前後裁断」この言葉をご存知ですか。
私の大好きな言葉の一つです。
この言葉を世に残した人は
沢庵 宗彭 ( たくあん そうほう )
1573~1645 (天正元年~正保2年)
『心さえ潔白であれば身の苦しみは何ともない。』という言葉も残しています。
生きた時代を見て判るとおり戦国時代から徳川幕府が始まった
激動のときに生きています。
「前後裁断」と言う言葉は、柳生宗矩(むねのり)の為に書き与えた
『不動智神妙録』(ふどうちしんみょうろく)の中に出て来ます。
禅の教えや人生への心構えなどを説いたものです。
「過ぎ去るを思うなかれ。来たらざるを思うことなかれ。
前後の際をば、切って退けよという義なり・・・」だったと思います。
つまり、
過去(前)のことを悔やむな。これから起ること(後)を思い煩うな。
過去も未来も断ち切って「今、ここに集中せよ!」と言う意味です。
阪神タイガースの現役時代だった下柳剛投手のグローブには、
この4文字が綺麗に刺繍してあったそうです。
スッキリ「前後裁断」
こんな感覚で「今」を生きれば、不安も、心配も、悩みも、
何一つ入り込む余地はありません。
あれこれと余計なことを考えるから、ストレスを抱えるのだと思います。
考えても答えが出ないことは、考えない!
たとえば「これから」のこと。
そもそも未来なんて存在していないのだから、
いくら考えたってわかるはずがありません。
わからないことを考えるから、掴みどころがなくて、
堂々巡りして、時間と労力ばかり・・・
今日は、毎日このブログセミナーを愛読していても
未だに将来の不安や心配に押しつぶされそうになっている人へのエールです。
こんなふうに考えてみてください。
人生はいつだって、今がスタート!
今までがどうだったかなんて、そんなことはもう終わったことで、
どこにもありません。
今からどうするかが大切です。
もっと正確に言えば、いまこの瞬間にどう在るか、どんな自分でいるかです。
それは100%自分が選択することが出来ます。
いつだって、「いまどう在るか」そのことだけを意識的に選んでいけば、
恐れることなど何もありません。
自分を信じてください。
スッキリとした気持ちで、前後裁断。
それは、私がいつも選ぼうとしている自分の在り方です。
(たまに頭の回線が乱れたりしますが・・・)笑
今までの自分の習慣(考え方の癖)をブチ壊して、
やりたいと思ったことを勇気を出してやってみる。
失敗を恐れずに、とにかく一歩踏み出してみる。
(先日のブログ「はじめの一歩」)
これが生きるということではないでしょうか。
自分の殻に閉じこもってあれこれ考えて何もしないよりは、
ずっと魂が喜ぶはずです。
(仏教の世界では「無業の闇に閉ざされている」と言うそうです。)
どうせいつかは死ぬのだから、心のままに生きてみよう。
人生は「果てしない冒険」です。(ちなみに、英語でオデッセイと表現します)
経済不安や健康不安を抱えている人は、
それくらいのハンデがあったほうが冒険は面白いですよ。
(運命を受入れる心が芽生えますから・・・)
そもそもこの人生ゲームでは、
解決できないようなハンデは持たないようにできています。
「全ての源泉は自分」と言う原点を理解できれば、
いま自分が抱えている困難は、自力で解決可能だということです。
あなたができると思えばできます。
だってあなたは、自分の人生のシナリオを創り出す演出家であり
その人生劇場の主役なんですから。
スッキリとした気持ちで、前後裁断。
よーし!死ぬまで生きるゾ!!
今日も元気に「さぁー!スタート!」
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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