最終更新日: 2016/10/06
おはようございます。
仕事のなかで、あと1件で計画をクリアできるとか、
趣味のテニス、ゴルフのプレーのなかで
あと1ポイントでセットを取れる。
このパットを外したらボギーだ。
こんなことを考え力みが生まれると大抵上手く行きません。
皆さんも何度となく経験があると思います。
余計なことを考えず、
淡々と準備をして事にあたっている時は、
仕事もスポーツでも素晴らしい成果に繋がるものです。
これを「フロー状態」と表現します。
「フロー状態」なんだそれ?
「フローな会社」なんて言い方もしますが、
簡単に言えば、「燃える集団」です。
ちょっと回りくどい説明をすると、
この「フロー」と言う言葉は、アメリカのチクセントミハイという
有名な心理学者の博士が提唱する「フロー理論」です。
何度かブログの中でも紹介した。「ゾーン」と一緒です。
もうちょっと詳しくウィキペギアから引用します。
人間がそのときしていることに、完全に浸り、
精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、
その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、
精神的な状態をいう。
ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。
その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。
明確に列挙することができるフロー体験の構成要素が存在する。
チクセントミハイは8つ挙げています。
1. 明確な目的(予想と法則が認識できる)
2. 専念と集中、注意力の限定された分野への高度な集中。
(活動に従事する人が、それに深く集中し探求する機会を持つ)
3. 自己に対する意識の感覚の低下、活動と意識の融合。
4. 時間感覚のゆがみ - 時間への我々の主体的な経験の変更
5. 直接的で即座な反応
(活動の過程における成功と失敗が明確で、
行動が必要に応じて調節される)
6. 能力の水準と難易度とのバランス
(活動が易しすぎず、難しすぎない)
7. 状況や活動を自分で制御している感覚。
8. 活動に本質的な価値がある、だから活動が苦にならない。
フローを経験するためにこれら要素のすべてが必要という訳ではありません。
フローに入るためのもう一つの重要な条件に、
他者に妨害されない環境があります。
電話がかかってきたり、だれかが部屋に入ってきたりといった
いかなる妨害であっても、おそらくフロー経験から引きずり出され、
それに対応するモードに移行してしまうでしょう。
天外伺朗著「運命の法則」今日の内容がとても解り易く
チクセントミハイと対談した内容も書かれています。
私はゴルフや野球のプレー中に、フロー体験を何度かしています。
いわゆるゾーン状態。
頭の中では何にも邪魔者(邪念)がなく、何事もスムーズにいってしまう。
ハッと我に帰った時に、このフロー状態の夢心地から覚めてしまい
また、いつもの雑念だらけの自分に戻ってしまいます。
皆さんも経験あるでしょ・・・?
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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