最終更新日: 2012/08/20
おはようございます。
今日の南相馬も快晴です。
朝の空気がひんやり・・・
やっぱり、秋は近づいています。
さて、今日は「蝶のさなぎ」をお伝えします。
一人の男が蝶のさなぎを見つけました。
脱皮の兆候が始まるのを観ています。
彼は座って、さなぎがその小さな穴から体を出そうと
もがいている様子を何時間も見続けました。
でも、なかなか進展が見られません。
懸命に頑張っているのだけど、もう、限界のようで、
これ以上、自力ではできないように思われました。
そこで、その男はその蝶を助けてあげる決心をしました。
彼は、はさみを取り出し、
その繭の残りちょっとだけの部分を切ってあげました。
その蝶はたやすく現れましたが、
体はふくらみ羽は小さく、しなびていました。
彼は、その蝶が羽を広げて飛び去るのを
今か今かと期待しながら待ち続けました。
でも、それは起きませんでした。
その蝶は膨らんだ体としなびた羽で
のた打ち回りながら短い生涯を終えたのです。
決して飛ぶことはできませんでした。
よかろうと思って、親切心と逸る気持ちで手伝ってあげた
彼には、そのもがきこそ重要だということがわからなかったのです。
繭の小さな穴から押し分けて進むことが蝶にとって、
大きく羽ばたき、飛び立つための自然な流れで
大事な要因であるということが・・・。
いかがですか?
私たちの日々の生活のなかで日常的に起きていませんか?
後輩や部下を手取り足取り・・・
子育て過保護・・・
余計なお世話、お節介・・・
せっかく、大きく伸びようとしている
可能性の芽を摘んでしまっていませんか?
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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