おはようございます。
今日はXmasイヴですね。
夕方から☃マーク
ホワイトXmasになるかな・・・
「イチローの恋人と呼ばれるナイスガイ」の続編をお届けします。
イチロー選手のプロ入り3年目の年、
彼の専属打撃投手となった奥村さんは、
寮生活の隣の部屋で1年間寝食をともにし、多くのことを学んだと言います。
イチローと初めて出会ったのは、
奥村さんが20歳、彼が19歳の時。
初めてそのバッティングを見た時、
年下にこんなに凄い選手がいるのかと舌を巻き、
やはり、プロの世界は天上がないと思ったそうだが、
最も驚いたのは、イチローが一軍に上がってきてからのことだったと言います。
キャンプ期間中、二軍でプレーしていたイチロー選手は、
夕方に練習を終えると、早々に眠りに就いた。
そして皆が寝静まる深夜にこっそり部屋を出ると、
室内練習場で数時間の特打ちをするのを日課としていた。
ところがシーズンが始まり、一軍入りを果たしたイチローは、
全くと言ってよいほど練習をしなくなってしまったのである。
不思議に思って尋ねてみたところ
「体が疲れ過ぎるとバットが振れなくなるから」
とのことだった。
一軍でまだ何の実績もない選手が、自分のいまやるべきことは何かを
ちゃんと理解して行動している。
奥村さんの知り合いにもプロ入りした者が数名いたが、
彼の取る行動や言葉のすべては、他とは一線を画すものだったとも言います。
例えばこんな調子である。
「奥村さん。“目標”って高くし過ぎると
絶対にダメなんですよね。
必死に頑張っても、その目標に届かなければどうなりますか?
諦めたり、挫折感を味わうでしょう。
それは、目標の設定ミスなんです。
頑張れば何とか手が届くところに
目標を設定すればずっと諦めないでいられる。
そういう設定の仕方が一番大事だと僕は思います」
19歳の少年イチローが目標設定のセオリーを既に 持っていた
これって本当に凄い!
二軍時代のイチロー選手は、
マシン相手に数時間の打撃練習をしていたが、
普通の選手に同じことをやれと言っても、
それだけの時間、集中してスイングすることはできない。
それがなぜ彼には可能なのかといえば、
奥村さんはこの「目標設定の仕方」にあると観ている。
イチロー選手には自分にとっての明確な目標があり、
その日にクリアしなければならない課題がある。
その手応えをしっかりと自分で掴むまで、
時間には関係なくやり続けるという練習のスタイルなのだ。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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