最終更新日: 2013/04/29
おはようございます。
今日は白石豊先生の著書から『本心・妄心』をお伝えします。
沢庵禅師が柳生宗矩に書き与えたといわれる
『不動智神妙録』(ふどうちしんみょうろく)の中に、こんな一節があります。
「沢庵和尚」皆さんが日頃、食する「たくあん」は、
この和尚さんが発明したんです。
「本心、妄心(もうしん)ということがある。
本心とは、一つの所にとどまらず、身体全体にのびひろがった心のことである。
妄心とは、何かを思いつめて、一つ所に固まった心をいう。
本心が一つ所に固まると、たちまち妄心となる。
本心を失うと、いろいろな働きが欠けるから、
本心を失わぬようにすることが肝要である。」
柳生宗矩
たとえば、本心は、水のように流動している。
それに反して妄心は、氷のようなものである。
氷では、手や頭を洗うことはできない。
氷を溶かして水にし、どこへも流れるようにして、
手足でも何でも洗えることが必要である。
心を一つの所に固めて一つのことにとどめてしまうことは、
水を凍らせてしまって、氷で自由に手足が洗えないようなものである。
身体全体に水を行き渡らせるように、心をのびのびとさせ、
そのうえで自由自在に使いこなす、これを本心というのである」
沢庵和尚の教えから学べることは何でしょう?
今日はここまで・・・
明日は、この教えによって気付き
大きなターニングポイントになり偉業を成し遂げた方を紹介します。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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