気候も異常、コロナ禍による納期遅れも異常、戦争による物価高も異常、円安や株安も異常と異常なことだらけです。
異常と言えば中古車相場も異常な感じがします。
新車が間に合わないからでしょうか、登録済み未使用車が新車の定価よりも高い金額で取り引きされていたり、同じような中古車でも昨年よりも今年の方が価格が高くなっていたりと、これまでの常識では理解しかねる現象が起きています。
当店でも下取り車や買い取り車で、小売り向きではない車両をホンダオートオークションに出品することがありますが、今年はこちら側が想定してた金額よりも高い金額で落札されることが多々ありビックリする時があります。
特に史上稀にみる急激な円安の影響からか貿易向きの車の相場が跳ね上がっている印象です。
比較的安全な通貨と言われていた円でしたが、日本経済に好材料が少ないことなどが明るみになって円が売られている感じです。
しかし今の円相場はこれまた異常な感じもしますので、相場が落ち着くタイミングというものも見計らう必要がありそうです。
すなわち中古車の貿易向きの車両の相場も先々は落ち着く可能性もあります。
世の中の状況が不安定というのは良くないのですが、中古車の下取りや買い取りの相場は明らかに上昇しており、乗り換えや手放すタイミングとしては悪くないかもしれません。
また様々な物の物価が上昇しておりますが、新車は定価というものがありますので、そうそう簡単に価格の変更はありません。
しかしすでにマツダと三菱においては原材料の高騰に伴い定価の値上げに踏み切るという報道もされています。
現在のような異常な状況が続きますと、他のメーカーも値上げは絶対ないとは言い切れないと思います。
消費者としては当然のことながら物価高は歓迎とは言えませんが、企業としては健全に経営するうえで致し方ない判断ということも理解しなければなりません。
そもそも日本の長年に亘るデフレが異常であり、それが原因の1つとして現在の日本経済の低迷があるのですが、物価高が良い方向に転じて所得の上昇、そして経済活動の活性化につながれば良いのですが・・・どうでしょうか。
アメリカなどはこれまで物価が段階的に上昇する中で、今買った方が得だという考え方が浸透し消費が活性化され、結果として強い経済力を維持していると聞きます。
そういう考え方に基づくと日本における新車に関しても、今の購入がもしかしたら得なのかもしれません。
そんなことを経済学士の末端の端くれとして最近考える次第です。
このような状況なので、当店でも中古車の下取り・買い取りを現在査定強化中です。
今は乗り換えの好機と捉え、お気軽に査定をお申し付けください。