最終更新日: 2013/10/14
おはようございます。
一週間振りのブログセミナーです。
先週10日から3日間岡山倉敷~京都~伊勢神宮と
視察研修に行って参りました。
このレポートは、後日報告します。
人材
私たち経営者や管理職にとっては、とっても大切なキーワードです。
以前からこの漢字の成り立ちに疑問を感じていました。
というのは、「人」という字に材木の「材」材料の「材」???
なんで大切で、かけがえのない働く人達が材木の「材」なんだろう?って・・・
なんか「一所懸命に働いている皆さんに失礼だよな」って考えていました。
そこで私は、社内の文章や会議資料など意図的に
「人財」と書いていました。
よく、コンサルティングの方々が
「私は『人財』コンサルタント」です。
「働く人達には4種類の人材がいる。」なんて言います。
【人材】 いわゆる人材
【人在】 貢献しないが害毒にもならない。いるだけの人材
【人罪】 罪人作り。会社、上司に対して不平不満、勝手な行動をとり
後ろ向きでいるだけでも、マイナスな人材
そして、
【人財】 財宝の人財。宝物のような人材。
「経営者・幹部は、働く社員を『人財』に育てなければならない。」
なんて力説します。
私は、これを聴いて
「うん、うん。なるほど・・・そのとおり。」
って思い数年前まで得意になって
『人財』って使っていました・・・。
当て字としてはNICEですが・・・
ところが、これは大きな間違いでした。
それは、昔・・・
建物を建てる際に当然、木を切り出し家を建てる材料にしますが
今のように剪定の知識や技術がない時代に曲がった木、
節目のある木など・・・使わざるを得ない時代でした。
不揃いの材料を巧みに組合せ住宅を建てていたそうです。
この不揃いの材木たちは、思わぬ効果をもたらしました。
今のように人の手を加えず自然に育った木は、
丈夫で強固で歪や耐震にとても強いということを先人たちは、学んでいたそうです。
ですから江戸の時代から残るような住居とか天井がなく
ガランとした屋根裏を見上げると、
曲がりくねった様な太い梁があったりします。
昔の船は、荒波に耐えられるよう横方向の強度を付けるのに
ワザと曲がった材料を使っていたそうです。
家を建てるのには、真っすぐな木は、柱や外側を作り、
節ばって曲がった木は、強度が必要な天井の梁などへ・・・
つまり、『適材適所』
だから【人材】なんだって・・・。
とても納得でした。
更に付け加えると
『人財』とは経営者に対する表現で「財」の漢字を分解すると
「貝」の「才」ですね。
『貝』は昔お金を意味します。
つまり、お金(経営)に対する才能
だから、『人財』という表現は経営者が目指す人材なんですね。
今日も最後までお読み戴きありがとうございました。
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