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ベトナムから地域の交通インフラを守る新たな戦力

2025/06/04

投稿者:水内 大介

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今月から新しい仲間を迎え入れました。

自動車整備士のグエン ヴァン カインです。

出身はベトナムで2018年に日本に来ました。
来日後、専門学校で日本語を学び、その後に自動車整備士の専門学校で国家整備士2級の資格を取得しました。
岡山県の整備工場の現場で働きながら整備主任の資格も取得しています。

弊社ですでに高度外国人材として働いているキエンとは専門学校時代からの親友で、そのご縁もあり6月より弊社で働くことになりました。
もちろんカインも国家資格を有した即戦力ですので、技能実習生や特定技能外国人ではなく、高度外国人材として入社しました。
面接時から穏やかで真面目な性格が伝わる20代の若者です。

これで弊社には自動車整備士としてヒイヨ、キエン、カインの3名のベトナム人整備士が在籍することになりました。
共通して言えることは穏やかで勤勉な性格です。

現在、八西地域に生まれる赤ちゃんの人数は年間150人を切っており、八西地域は県内でも特に少子化の歯止めがききません。
八幡浜工業高校の先生にも以前お聞きしましたが、自動車整備士を志す学生は学年に1人いるかいないかだそうです。
全国の自動車整備士の専門学校の生徒は、この15年間で12,000人から6,500人と半減しています。
全国の整備要員の平均年齢は2013年度の45.3歳から2023年度の47.2歳と年々上昇傾向で、専業整備士に絞ると52.7歳と高齢化が顕著です。

そういった状況の中、弊社では都市部と同等の労働条件で、この地域の自動車整備業者の中ではいち早く国際化に力を入れています。
地方ほど自動車はなくてはならない人々の移動手段で、その生活の足を支える自動車整備士の存在価値は高まる一方です。
弊社においてもまずは弊社のお客様の利便性を向上すべく、国際化によって人員を確保しています。
ありがたいことに整備部門の売上は年々増加傾向で、過去最高の売上を継続しております。
直近でも弊社のお客様からいただくご依頼にお応えすることに懸命で、工場はフル稼働でございます。
そのため弊社以外のお客様からのご依頼に十分にお応え出来ず、ご迷惑をお掛けしてGoogleマップにも大変厳しいお言葉を頂戴することもあります。
今後も弊社のお客様からいただいたご依頼を第一優先に取り組む方針に変わりありませんが、人員の確保によって余裕が出来れば弊社以外のお客様からのご依頼にもお応え出来るようにしていきたいと存じます。
またお客様の利便性を損なわぬよう、人員を確保することによって社内で休日のローテーションを組みながら、火曜日のみを定休日として毎日起こりうる愛車のトラブルにも迅速に対応出来る体制を継続します。
※弊社から点検・車検後に直接お送りするアンケートには大変励みになるお言葉も多く、スタッフのモチベーションアップにつながっており、心より感謝申し上げます。

まずは新しい仲間であり、八幡浜市民として地域に根付いて生活を始めたばかりのカインをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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