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地方にこそビジネスチャンスがある!!

2025/02/22

投稿者:水内 大介

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地方にこそビジネスチャンスがある!!


先日、我が社の通期決算が締まりました。

前期比で売上は120.6%、経常利益は175.7%、純利益は154.1%と、おかげさまで大幅な増収増益で着地しました。

毎年黒字を継続しているものの、前期はちょっと出来すぎの決算でした。

社員あっての会社ですので、社員全体所得も給与・賞与と合わせて105.9%で増やしているものの、今回は想定を上回る決算のため今期は更に所得を増やす方向で調整しています。

 

好決算の要因としては、当然のことながら社員の日々の献身的な努力と、社員のモチベーションを支えて下さるご厚意あるお客様の存在です。

さらに掘り下げると要因は複数あります。

まずは新車や中古車の価格高騰、コロナ禍からの需要の回復、特に普通車の販売好調、安定している整備部門が過去最高益、人口激減地域の中でも増え続けている顧客台数などが挙げられます。


顧客台数は統計を始めた1991年から237%、車検台数は20年で162%に伸ばしてきました。

特に整備に関する売上は年々向上しており、弊社の経営を支える土台となっています。

おかげさまで堅実に業績を伸ばすことが出来、財務内容も安定して経営させていただいています。

 

しかしこの先の見通しが明るいだけではありません。

電動化シフトによる販売収益性の低下、増え続ける仕事量の中で特に専門職である自動車整備士の確保などが挙げられます。

 

市内の業界全体の直近の課題としては鈑金整備の受け入れキャパのオーバー。

市内の鈑金工場も高齢化や職人不足により、仕事量はあるものの稼働率が縮小傾向にあります。

今回の大雪により市内の鈑金工場は受け入れキャパを大きくオーバーしており、我が社のお客様の鈑金整備の取り掛かりや完成も大幅に時間を要している状況です。

 

今後、鈑金工場も後継者不足により数が減ることも現実的に予想されています。

要するに八西地域の人口規模でもサービスを提供するうえで、一定数の供給体制は必要で、現在の需要に対して供給が足りていないのが現状です。

 

自動車だけではなく、生活において必要な業種は数多くあり、今後は地方ほどそれらの供給不足が懸念されます。

逆に言えばそこに大きなビジネスチャンスもあると思います。

 

例えば鈑金は労力のわりに対価が低く収益性も低い業種と言われていますが、今後はインフレや需給のバランスから収益性の高い価格設定も可能で、特に専門性が高い業種は競合の少ない地方にこそビジネスの可能性があると思います。


地域の若者の皆さん、成功は都会にだけ存在するわけではありません。

ヤル気や起業精神があれば、むしろ地方にこそビジネスチャンスは沢山存在します。

特に専門性の高い仕事は地方において稀有な存在で、必要とされることでしょう。

高校卒業後は都市部に視線が向かいがちですが、チャンスは足元にも沢山あると思います。

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