先日、我が家に愛宕中学校閉校記念誌販売予約のご案内が投函されていました。
八幡浜市内では皆さんご存知のように旧市内中心部の愛宕中学校・八代中学校・松柏中学校の3校が今年度を以て閉校し、新たに来年度から八代中学校跡に八幡浜中学校として統合されます。
これまで周辺部の中学校は既に廃校となっており、今回の統合で旧八幡浜市に存在した全ての中学校が閉校という形になり、旧八幡浜市で中学校生活を送った全て人たちにとって母校が無くなるわけですから寂しい気持ちは当然です。
しかしながら、これからの子どもたちの将来を見据えた教育環境を考えると、旧八幡浜市に1校と旧保内町に1校という形が最善の選択であると思います。
人間関係の広がり、生涯の友との出会い、切磋琢磨しあえる適度な競争、集団行動からの学び、チームスポーツや文化活動の選択肢の拡大など恩恵の方が懸念を大きく上回ると考えます。
我が母校、愛宕中学校は八幡浜市で最も長い78年の歴史を持つ中学校で、私と妹、そして父である弊社会長も通った学校です。
父は戦前の昭和10年生まれですので創立直後に入学し、今では考えられないマンモス校だったと聞きます。
弊社が70年前に自転車店として創業しましたが、当時は本田技研工業株式会社もまだ世に広く知られておらず、我が社も2輪店でHondaのバイクを取り扱い始めたばかりの頃、本田技研工業の創業者の本田宗一郎が全国の中学校の職員のために無償でHondaのスーパーカブを寄贈したことがありました。
その1校が愛宕中学校で、父がスーパーカブを届けたという話も聞いています。
愛宕中学校は小高い丘の上にありますので移動が便利になり、職員の方にとても喜んでいただいたそうです。
そういった長い歴史の中に我が家や弊社とも深い関わりのある中学校ですが、先日投函された記念誌の販売のお知らせに即座に予約させていただいた次第です。
私の世代は就職超氷河期世代と言われていまして意外に多くの同級生が地元に残って活躍していますが、市外・県外で活躍している同級生も多く記念誌のことは知られていません。
SNSやLINEなどで記念誌について触れたところ、八幡浜を離れた同級生たちもその情報に喜んでくれて、懐かしがってくれていました。
愛宕中学校閉校記念誌の予約はこちらの愛宕中学校ホームページからも可能です↓
八代中学校や松柏中学校でも記念誌の予約を受け付けているようです↓
2年後には市内高校3校(八幡浜高校・八幡浜工業高校・川之石高校)が統合され新しい八幡浜高校となります。
小学校は特に地域のとの結びつきが強く、地域の活力にも影響するので慎重に統廃合は議論されているようです。
母校になる江戸岡小学校・愛宕中学校・八幡浜高校のうち2校が統廃合の対象となり、こういった人口に関わる問題は地方のみにならず、これからは加速度的に都市部や首都圏にも影響を及ぼすことでしょう。
先日の都知事選でも議論されていましたが、これからは一極集中では日本全体がいずれ持続可能出来なくなり、分散や循環型による社会構築に戻すべき時期に差し掛かっているのかもしれません。
私の小学生の息子は愛宕中学校に通うことは叶いませんが、先日より愛宕山テニスコートで「VICTIVE」様が運営されている「八幡浜Jr.テニスレッスン」でソフトテニスを習わせていただいています。
私も愛宕中学校時代にソフトテニス部でしたので、このテニスコートは親子2代でお世話になります。
愛宕中学校は閉校となりますが、愛宕中学校周辺においてのスポーツや文化活動は永続的に持続可能なエリアであってほしいと願います。