2021/04/24
昨日この4月から就任した本田技研工業株式会社9代目の三部 敏宏(みべ としひろ)新社長による会見が行われました。
私ども販売店にも今後のメーカーとしての方向性は将来の重要な指標となりますので注目していました。
直接影響のある日本市場に限って見ていきますと2024年に軽自動車にEV(電気自動車)を投入し、ハイブリッドも含めて電動化を進めていくそうです。
また2030年には新車のEVとFCV(水素燃料電池車)の販売比率を20%、2035年には80%、2040年には100%という方向性に向かいます。
2030年には全ての新車をハイブリッドを含めた電動化を100%にしていくそうです。
世界で盛んに温室効果ガス排出0に向けたカーボンニュートラルが唱えられており、日本においても今後ガソリン車の販売が出来なくなる可能性もあります。
Hondaとしては国内メーカーとして初めてガソリンを使った自動車を生産しないと宣言したことになり、私の予想よりも早いスピード感で進みそうです。
三部社長は電動化専門の技術者でもあり、この流れは一気に加速していきそうです。
また電動化と併せて注目されているのは自動化と言えます。
2050年までに四輪・二輪に関わる交通死亡事故0を以前から唱えていますが、それに向けた取り組みも着々と進んでいます。
全方位安全運転支援に進化したADAS(先進運転支援システム)を先進国において2030年までに全ての新車四輪に適用していく方向性です。
Honda SENSINGの登場によって飛躍的に安全性が向上した現在の新車ですが、全方位に安全支援システムが備わることで一層交通事故が減ることでしょう。
事故が減るだけでなく、運転者の負担が軽減されますのでドライブの快適さも向上し、ドライブも更に楽しいものになりそうです。
自動運転レベル4やレベル5には必要な道程で、先々に夢を持てる技術だと思います。
この他にも様々な方針が打ち出されていますが、詳しくはHondaのホームページをご覧ください。
私どもも本田技研工業の方向性と共に、八幡浜・西宇和郡を中心とした地域に電動化と自動化の技術を普及させていき、よりクリーンで安全で快適な自動車社会を提供して参ります。
結びに八郷隆弘前社長に於かれましては約6年間お疲れさまでございました。
電動化と自動化が加速していく中、資本の配分の見直しと集中に着手され、次世代技術の礎を築かれた社長です。
3年前には多忙を極める中、八幡浜にまで足を運んでいただき社員を激励していただきました。
この場を借りて改めて感謝申し上げます。