2021/09/17
石川産業保健総合支援センターにご協力いただき、50歳以上の従業員に対して「体力測定調査」を実施しました。
加齢に伴い聴力・視力・平衡感覚・筋力等の身体能力が低下していきます。こうした加齢変化が、転倒・墜落・転落などの労働災害に影響を及ぼします。今回の体力測定調査により、自らの体力水準を知り、身体機能の維持向上・健康体力づくりに取り組んでいただくことで、健康維持や労働災害の防止につなげていきたいと考えています。
まずは問診と血圧測定。健康状態や生活習慣などを確認します。
最初の測定は「2ステップテスト」です。二歩分の歩幅を図ります。二歩目は両足を揃えます。よろめいてはいけません。
次は「ファンクショナルリーチ」です。前かがみで腕を伸ばしますが、よろめかずに元の体勢に戻れなくてはなりません。
次は「座位ステッピングテスト」です。浅く椅子に座った状態で両足を閉じたり開いたり、20秒間の回数を数えます。
次は「閉眼片足立ち」と「開眼片足立ち」です。目を閉じた状態と目を開けた状態で、片足立ちをします。ぴょんぴょん飛んだり、上げた足をついたら終了です。目を開けた状態では3分以上を目指します。
最後は「片足立ち上がりテスト」です。浅く椅子に座り片足を上げた状態から立ち上がれるかのテストです。
以上の5つの項目で、後日分析されたレーダーチャートが作成され本人に届く予定です。
従業員が安全に健康的に働ける職場づくりを目指していきたいと思います。