2021/03/07
ホンダカーズ伊達中央伊達店のブログをご覧いただきありがとうございます。
中古車担当の山崎です。
皆さんはタイヤワックスを使用していますか?
私は仕事はもちろん自分の車にも洗車のタイミングで必ず使います。
「タイヤにワックスなんて初めて聞いた」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
車好きの方であれば一度は使用したことがあるのではないでしょうか。
さて、そのタイヤワックス
種類によってはタイヤを劣化させてしまう可能性があるのを知っていましたか?
タイヤワックスには油性と水性があります。
油性はタイヤワックスの主成分であるシリコンを石油系溶剤で溶かしたもの、
水性は水溶剤で溶かしたものなのですが、
油性タイヤワックスの石油系溶剤がゴムに悪影響を及ぼす可能性が
高いのです。
タイヤに悪いと聞くようになったのは10年以上も前からだと思うのですが
今も「本当は使いたいけどタイヤに悪いと聞いたことがあって使ってない」という方が実際にいらっしゃいます。
そのことについて、昔気になって調べたことがあり、タイヤメーカーさんに問い合わせたところ
「タイヤは劣化防止剤が徐々に染み出る構造になっているので
油性のタイヤワックスを使用すると石油系溶剤がその劣化防止剤と反応し、どんどん外に出てしまい、
ゴムの変質劣化(ひび割れ等)を早期に引き起こしてしまう可能性があります。水性なら大丈夫ですよ」
という回答でした。
今でも大手タイヤメーカーのホームページにも汚れは水洗いでタイヤワックスを使用する際は
水性を使用してくださいと書いてあります。
昔はタイヤワックスと言えば、油性が主流でしたからタイヤワックスを常用することで
トラブルが起きたのも頷けますね。
現在ではタイヤワックスは水性のものが主流なっているように思いますが
油性の方が安価なので成分を見ずに価格で選ぶと油性を選んでしまうのでお気を付けください。
最近はUVカット成分が入っていたりする商品や水性の弱点である”もち”が悪いのを改善した
商品があったり種類も豊富です。
興味のある方はまずパッケージ裏側の成分表示を見て、必ず水性であることを確認の上ご購入ください。
ちなみにほとんどの自動車ディーラーで使用されているのは水性です。
業務用で油性はあまり見ません。
当然、当社でも水性を使用していますのでご安心ください。
それでは最後に、タイヤの洗い方&タイヤワックスの使い方のコツを御紹介します!
・・・と思いましたが、長くなりすぎたのでそれは次回に笑