最終更新日: 2014/08/30
桑間店 営業の清水です。
今回はうちのサービスのお話し。
お客様よりエンジンの異音(走行している時に回転数が低いとエンジンから大きな音がする)のお申し出がありました。
実際、私が乗って帰りましたが歩行者や信号待ちでの隣の車の方にも聞こえるぐらいの大きな音。
走行状態は不具合は特にありません。
所詮、営業の私は「?????」いまいちどこが悪いのかイメージすらできません。
会社に戻りピットへ。
一通り説明をすると見積もりが完成。
11万円!の修理代。12万Kmほど走られているお車ですがあと10万Kmは走りたい!とのこと。
一番ダメになっていて音の原因と言うのがこのベアリング。
写真を見るだけでは大差ないのですがクルクル回してみると一つは無音でスルスルと気持ち良く回ります。
もうひとつは回してみると「ジャージャージャー」
これだそうです。
周りの人に恥ずかしくなるぐらい音を出していた原因はこれ!
私は「たったこれだけ!?」と言う感じでした。
隙間から金属のボールがいくつも覗いていますが、長年お使いいただいているとやはり磨耗しガリガリ傷だらけに、あとはミッションオイルの交換をされていないのもベアリングを磨耗させる原因だそうです。
ディーラーで整備をしていただいていると車検や点検の際、チェックして悪くなってきていたら交換をお勧めいたします。
そうすると金額だけを見たら・・・「ディーラーって高いよな」って言われる事もあります。
でも今回のように11万円の修理代が後から必要になるのであればやはり少しぐらい高くても必要なメンテナンスをお勧めする整備の方がトータルで安く済むのではと。
お車のミッションにもよるのですが車検のタイミング、点検のタイミングで距離を見て当店でもお勧めさせていただいております。
一回換えておけばまた数万Km調子よく走っていただけます。
12万Km走って11万円払うことを思えば、一度の車検や点検整備で数千円高くてもやっておいて損はまったくありません。
話しが逸れましたが
他にもクラッチ板が、まだ溝はあるんですが「あと10万Km乗りたい!」と言うお客様のご要望には応えられないぐらいの残量なのでこれも交換します。
クラッチ板のカスまみれだったエンジン内部も綺麗に清掃しチェックをするともう一つのベアリングもダメになっていました。
先ほどのベアリングは低速走行中の大きな音の原因、これはクラッチを踏んだ時に最初に鳴っていた音の原因のようですね。
クラッチのカスまみれになっている右上の黒い奴です。
もちろんこのベアリングも交換です。
今はまだ作業中ですが組み上げて走行テストをして異常が無ければご納車です。
作業者はサービス北口さんですが、こんなのはもうお手の物!問診と走行テストをすればほぼ何がダメかわかっちゃいます!
車のお医者さんみたいですね。
もしお車で、気になることがあればなんなりとご相談くださいね。