2021/09/30
みなさま、こんにちは。
先週の日曜日、9/26にF1 第15戦 ロシアGPが開催されました。
ロシアGPの舞台となる「ソチ・オートドローム」は、2014年ソチオリンピックが行われた会場跡地を利用して作られたサーキットで、
開催回数は7回とまだまだ若いサーキットです。
今回のロシアGPでは、レッドブル・ホンダのフェルスタッペン選手が、パワーユニット交換により最後尾スタートが決まっており、
予選はほとんど走ることなく終わりました。そんな予選を盛り上げたのは、「雨」でした。
予選開始時の路面は濡れていて、各車雨用のタイヤを履いていたのですが、予選が進むにつれて路面が回復していきました。
そしてポールポジションを決める終盤になり、ドライタイヤを履く車があらわれ、
最終的にはラスト1週においてはドライタイヤの方がタイムがあがり、上位を塗り替えていきました。
そんな難しいコンディションの予選を制したのはマクラーレンのノリス選手です。ベルギーのリベンジを果たしました。
そして3位にはウィリアムズのラッセル選手。来季メルセデスへの移籍が決まっている、有望な若手ですね。
そして決勝レース、フェルスタッペン選手が着々と追い上げる中、最大のドラマがラスト10週で起こりました。
トップを走るノリス選手、1秒差で迫るハミルトン選手。
2人のファステストラップの出し合いの緊迫した場面で、なんと雨が降り始めました。
予選でもそうでしたが、ここでのタイヤ選択が勝負を分けました。
結果的には、先にピットに入って雨用タイヤに交換したハミルトン選手が優勝、ピットインを遅らせたノリス選手は7位まで後退となりました。
ノリス選手残念でした。あのタイミングでは、なかなか先にピットには入れないだろうと思いますので、
判断ミスというには少し酷だなと思います。
逆にハミルトン選手側からすると、このままでは抜けないので、ピットに入りやすかったのかもしれません。
ここ数戦、ノリス選手やラッセル選手といった若手が、非常に目立った活躍をしております。
ライコネン選手の引退もあり、世代交代がすすんでいるなあ、と感じます。
この流れに角田選手も乗っかって、上位進出を期待しております。
さて、次回は久しぶりにF1カレンダーに復帰したトルコです。
ホンダの活躍ももちろんですが、若手の躍動が非常に楽しみです。