2020/08/31
こんにちは、石堂店です。
明日から9月ですね。だんだんと気温が低い日も増えてきて、服装を選ぶときに悩むことも多くなってきました。
ところで、9月は長月ともいいますが、皆さんはその由来をご存知でしょうか?
長月の由来は「 夜長月 」の略であるとする説が最も有力だそうです。
ほかに、
・「稲刈月(いねかりづき)」が「ねかづき」となり「ながつき」と変化していった説。
・「稲熟月(いねあがりづき)」が略されたものという説。
があります。どちらも稲の収穫を連想させる月の呼び方ですね。
ほかにも、
いろどりづき(彩月) いわいづき(祝月) えいげつ(詠月)
きくさきづき(菊開月) きくづき(菊月) げんげつ(玄月) けんじゅつづき(建戌月)
せいじょづき(青女月) ちくすいづき(竹酔月) ながつき(長月)ねざめづき(寝覚月)
くれのあき/ばんしゅう(晩秋) ぼしゅう(暮秋) もみじづき(紅葉月)
という異名があります。
9月といえば、十五夜を思いうかべる方も多いのではないかと思います。
十五夜は”中秋の名月”とも呼ばれ、「秋の真ん中に出る月」という意味があります。
旧暦では7月~9月が秋と季節が決まって言いましたから、秋の真ん中は8月の15日ごろが中秋の名月です。
現在では、旧暦と1~2か月のずれがあるので、「9月7日から10月8日の間で、満月が出る日」を十五夜としています。
※ちなみに、今年の十五夜は10月1日木曜日です。
日本では昔から月を愛でる風習があったといわれています。
十五夜の月見が盛んになったのは平安時代。中国から伝わり、貴族の間に広まりました。
月を見ながら酒を酌み交わし、船の上で詩歌や管弦に親しむ風流な催しだったとか・・・。
貴族たちは空を見上げて月を眺めるのではなく、水面や盃の酒に映った月を愛でました。
江戸時代に入って庶民も十五夜を楽しむようになると、収穫祭の意味合いを持つようになったとか。
9月の異名の数々は、このような歴史からつけられていったんですねぇ。
気温の変化が大きくなってきました。皆さん、コロナだけでなく、熱中症や風邪には気を付けてお過ごしください。