梅雨も明け、毎日猛烈な暑さの日々が続きます。日本の夏はただでさえ高温多湿で厳しいのに近年では地球温暖化やヒートアイランド現象により、エアコンなしでは我慢できない暑さです。子供さんがいらっしゃるお宅では既に夏休みに入り、「どこか遊びに連れてって。」とせがまれているのではないでしょうか?
乗り物の好きなお子さんにお勧めなのが新幹線の駅!現地までの交通費はかかりますが、駅のホームに入るだけなら入場券を購入してなんと¥120。駅に停車する車両を至近距離で見れますし、猛スピードで通過する車両も目の前で見ることができて、子供さんも大喜びしてくれるでしょう。
この画像は西明石駅、ほとんどの新幹線の駅はこの駅のように停車する列車はホームに近い線路に入線してきますし、通過列車は真ん中の本線を通過しますので、線路への転落とホームに入線してくる列車に気をつけてあげれば意外と安全なのです。JR東海管轄区間(東京駅~新大阪駅)ではN700系と700系の2種類しか運行していませんが、JR西日本区間(新大阪駅~博多駅)ですとN700系・700系はもとより、九州新幹線N700系みずほ号とさくら号、700系レールスター、500系こだま号といろんな種類の車両を見ることができます。また、新幹線の魅力はなんといっても猛スピードで豪快に通過する勇姿だと思います。従って全列車が停車する駅では楽しくありません。東京駅・品川駅・新横浜駅・名古屋駅・京都駅・新大阪駅・新神戸駅・岡山駅・広島駅・小倉駅・博多駅は避けましょう。今回ご紹介している車両は500系こだま号です。JR西日本が開発し、のぞみ号として初めて300km走行(姫路駅以西です。)を実現させた車両で、後にJR東海区間にも乗り入れることとなり、東京駅~博多駅を最短で4時間49分で結んでいました。たぶん今でも一番人気の車両なのですが、先頭車両の形状から最前部と最後部には乗客の乗降口がなく、また先頭車両と最後尾の車両は客席の数が中間車両よりも少ないため、同一規格・大量輸送を目指すJR東海からすれば扱いづらかったのでしょうか?2010年にはJR東海区間からの撤退、しかも16両編成だったものを8両編成に短くされ、今では各駅停車のこだま号として新大阪~博多間を5時間以上かけて走っています。
多少マニアックにはなりますが、車体のJR500のロゴの下と乗務員室のガラスにV5と記号がありますが、500系のぞみ号の16両編成は確か9編成製造され、表示はW1~W9と表示されていました。現在こだま号の8両編成はV1~V9と表示されていますので、先頭車両のWかVを見れば現在のこだま号の写真なのか昔撮ったのぞみ号の写真なのか簡単に判別することができます。但し現在9編成全てが生き残っているかどうか、私にはわかりませんが・・・。
今の季節、暑くて我慢できない場合はホームの待合室なら空調が効いていますし、トイレも売店もありますので、ほぼ不自由さは感じずに過ごせるでしょう。但し、普通に列車を利用される方々の迷惑とならないよう、マナーを守って行動してください。また、列車通過時や入線時には相当大きな音や振動が発生しますし、絶えず場内放送や列車入線時の警告音等が鳴り響く環境ではあります。またお越しの際には予め駅内の設備や列車の運行情報を調査していただくに越したことはありません。入場券の有効時間は2時間ですが、駅員さんにもよりますが多少のオーバーは見逃してくれたりしてくれるかも?カメラとビデオカメラもお忘れなく・・・。