皆さん、こんばんは。
私の工具箱の時間がやってきました。
なんか久しぶりな感じ。
今日の工具は、これです。
これは昔のフィットの4輪ディスクブレーキ車のリヤブレーキキャリパを分解するときに使う工具。
このフィットはサイドブレーキもディスクタイプの車ですね。RSかな。
このキャリパを分解するとこんな感じ。
左側のキャリパーの中に
このスプリングを入れるときに
こうやって
すみません。ピンボケ。けど分かりますよね。
気を取り直して、これを
こんな感じで入れてキャリパの左のつめの部分を支点にしてシャフトをねじ込み
このスナップリングでキャリパ内に飛び出さないように固定。
このリングのセットもちょっとだけ難しい。
まあ、何回かやればすぐ慣れます。
組み立て完了。
というような具合でこの工具がないと分解も組み立てもできない唯一無二のこの作業に特化した優れものです。
けど名前ないんだよね。これ。
昔、この作業で誰が一番早く正確に分解して組み立てられるのか。という大会があって、参加選手となったサービスエンジニアの汗と涙の過程が記録されていたので一部お見せしますね。
一番最初は
6月29日
分解して組み立て完了まで19分47秒かかってます。
作業にムリ、ムラ、ムダはないか。余計なことなしに必要なことだけをする。
そのために何を考えどのように作業を変えていくか。
考え、さらに考え、そして実際にやってみてまた考えて。
字が汚くてすみません。
7月3日
11分26秒で完了しました。
けど、これだと大会では一番にはなれない。
もっと早く正確に。
ずるすると減点されて早く終わっても点数わるくなるから手抜きなし。
もっと考えて考えてやってみてやってみての繰り返し。
かなりやったよね。K主任。飽きるのを通り過ぎるくらいやった。
そして
日付は7月9日
7分15秒。この時の一番のタイムだと思います。
グリスはいつどこにどれくらい塗るか。ピストンを入れるときはこの角度にして力はこのくらい。
工程を一つ一つ、ルールの中でやらなければならないことは確実にやり、やらなくてもよいことはとことんやらないを詰めた結果でした。
思い出すなあ。
けど大会では一番になれなかった。
本番はいろんなことが一瞬でおこるから。
けど普段の仕事も考え方は同じかもしれません。
目的のために真剣に自分が考え何をすればよいか、そしてやってみる、の繰り返しができるかどうか。
なんかまた昔話でおわってしまったような…。
お店は9月決算月です。
普段と違う佐倉志津店へ是非いらして下さい。
お待ちしております。
最後までありがとうございました。
サービス 橘