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SUPERGTxDTM特別交流戦【前編】

2019/12/08

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こんにちは大久保です。
今年のモータースポーツの報告はこれが最後になるかもしれません。
今回は前編と後編に分かれて書かさせて頂きます。
相変わらずの写真沢山と長文になります(笑)

少し前のレースになりますがスーパーGTxDTM特別交流戦RACE2へ行って来ました。
日本のツーリングカーレース最高峰のスーパーGT
ドイツのツーリングカーレースの最高峰DTM
この二つを一緒にレース出来ないのかと数年前から話し合いと調整が行われてました。
*GT500クラスのみの話です!
ここ重要↑

それぞれに共通部品や指定部品を使用してコスト削減をはかり、全て同じとはなってませんが
どうにかレース出来るぐらいのレベルまでになりました。
この規定のことをClass1規定と呼びます。
後編で書きますが、この規定が来年の展開へ大きく影響するハズです。

さて当日の富士スピードウェイですが
富士ウェザーと呼ばれる雨の間の霧
これで予選が出来るの?ってレベルの濃霧でした。
この日のCAPは古いARTAのCAP
懐かしいやつしてるねぇ~と鈴木亜久里監督に言われ、しっかりサインも頂きました☆
ちなみに2006年ごろのだったと思います。

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当然ながら路面はウェットでご覧のようなウォータースクリーンがマシンの後ろに上がるほどです。
予選時間はたったの20分なので早くセットアップのポイントを見つけないと時間が足りません(^^ゞ

DSC_0080 (2)

しかも
普段は各チームそれぞれの契約してるメーカーのタイヤを使用してるのですが
今回の特別交流戦ではHankookタイヤのワンメイクです。
この組合せで良い感じを見つけ出すのに日本チーム苦戦してるようでしたが……

予選トップタイムだったのは
16号車
MOTUL 無限 NSX-GT
中嶋大祐選手でした。
この16号車
金曜日のテストで大クラッシュ
この時は武藤選手がドライブしてました。
幸い武藤選手は打撲程度で済みひと安心しました。
それだけのクラッシュでもうレースには参加出来ないのではと思ってたのですが
お邪魔したピットでは、ご覧のように何事も無かったの如く復活!
実はあるブースに展示してた開発用テストマシンに移植できる部品は全部移植し
夜通しの作業でカラーリングのカッティングシートを貼り
完成しました☆
レースのメカニックさんって本当に凄い
近くで見ても完璧♪
しかぁ~し
レースには細かいルールがあり前日にマシンを交換しているので
グリッド降格となりました。
ガ~ン、ショック(泣)
でも実はもっとショックな事が……
後編で書きます(大泣)
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ここまでが午前中
午後からはいよいよ決勝レースです。
その前にマシンとは違う豆知識を☆
レースで登場するタイヤ交換
その時に使用しているネジを回す道具
インパクトと呼びますが今回はインパクトの話
これは16号車の無限チームが使用している物
ここだけでも色々と書けますが一つだけ
このギザギサの外周に世界で一番強力といわれる
ネオジウム磁石が一周埋め込んであり
ホイールナットが落ちない様に工夫してあります。
【ちなみにネジの回転方向は左右で違います】
しかもネジ込むのは市販車と違い数周しか回りません。

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このギザギサのソケットだけで30万円ぐらいだったかなぁ
インパクトは100万円を超える物もあったと思います(驚)
レースって何もかもが桁違いですね!

ここまでで前編を終了
後編に続きます。

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